隆鼻術(ゴアテックス)

隆鼻術(ゴアテックス)
鼻の上部から全体に鼻を高くしたい。
ゴアテックスで叶えるあなたの美鼻。

「眉間部分、おでこの部分から鼻を高くしたい」「全体的に彫りの深い印象に変わりたい」。そんな方に向いているのがゴアテックスを使った隆鼻術です。

ゴアテックスは非常に薄いシート素材の医療材料で、高さに応じて何枚か重ねて使うことで希望している理想的な鼻の高さ・形状に整えることができる人工軟骨的な医療材料の一つです。 ゴアテックスを使った隆鼻術は、通常の隆鼻術のように鼻根部の高さを引き出すのとは違い、眉間部・おでこ部分から鼻にかけてのライン全体の高さを引き出し、彫りの深い顔立ちにすることができます。

隆鼻術(ゴアテックス)

ゴアテックスを使った隆鼻術の治療法、治療の安全性とリスク、ゴアテックスについてなどあなたが知っておくべきゴアテックス隆鼻術について詳しくご紹介します。

こんな方にお勧め

  • 額から鼻先にかけて高さを出して鼻筋を通したい
  • 平坦な顔に凹凸をつけたい
  • 彫りの深い顔にしたい
  • 眉間の高さをだしたい
  • 手術したことがわからないように自然に鼻を高くしたい
  • 永久的に鼻全体を高くしたい

ゴアテックス隆鼻術とは

ゴアテックスを使った隆鼻術は、基本的な治療方法はシリコンを使った隆鼻術と同じです。鼻の穴からアプローチしてゴアテックスを留置するポケットを作成し、ゴアテックスを挿入する治療法です。

治療の内容

STEP-1ゴアテックスの加工

手術前に、使用するゴアテックスを事前に加工して滅菌処理しておきます。

STEP-2デザイン・麻酔

鼻の中心ラインを描いたり、具体的な剥離範囲等を細かく描きます。
デザインが描き終わったら局所麻酔の注射を鼻から眉間部にかけて全体に注射し、治療を行います。

STEP-3アプローチ

両側の鼻の穴を数ミリ切開し、ゴアテックスの通り道となる入り口を作製します。

STEP-4ポケットの作成

ゴアテックスを留置するポケットを丁寧に作製します。ゴアテックスは骨膜下に挿入するため丁寧に鼻骨部分から剥がします。

これは隆鼻術の一番のキモとなる作業です。ポケットの範囲は狭いと歪みを生じますし、広すぎてもずれのリスクが高くなりますので正確に丁寧に作製します。

STEP-5ゴアテックスの挿入

事前に作製したゴアテックスを挿入します。位置や高さなど形状を丁寧にチェックし歪みやズレの無いよう整えます。

STEP-6仕上がりの確認

鏡で状態を見ていただきます。ほぼ仕上がりの状態ですので鼻の高さや形状を見ていただき希望の状態になっていることを確認します。

STEP-7縫合・固定
希望通りの仕上がりになっていることが確認できたら鼻の穴の傷を縫合して手術は終了です。術後は肌色のテープを貼ってしっかりと固定します。

麻酔について

ゴアテックスを使った隆鼻術は基本的に局所麻酔で対応できます。
ただし、麻酔に対する痛みや不安が強い方などは静脈麻酔や吸入麻酔など他の麻酔方法を併用することも可能です。

術中の痛みや術後の経過について

手術中はしっかりと麻酔をしますので術中に痛みを感じることはありません。術後についても内服で痛みをコントロールできますので痛みに対するご心配は不要です。

リスクと問題点

ゴアテックスを使った隆鼻術のリスクと問題点についてご案内します。ゴアテックスは医療材料ですので非常に安全な素材であることに違いはありませんが、やはり利用環境や治療法によってはリスクとなることもございます。
しかし、私たちはそれらのリスクを最小限に抑えるようさまざまな工夫や取り組みを行なっていますのでご安心下さい。

腫れ・内出血

隆鼻術は骨膜を剥がす手術で、異物を挿入するため腫れが強く出やすいです。特に目元に強い腫れを生じる傾向にありますが、腫れが長期化することはありません。腫れは4、5日程度で落ち着きますのでご安心下さい。

感染

異物を用いるということで感染のリスクは多少ありますが、当院ではクリーンルームでの手術です。清浄度は極めて高く、国内でも最高水準の医療設備を誇る手術室のため、感染のリスクを大幅に抑えることができます。

また、ゴアテックスについては、数ヶ月後に突然感染症状を引き起こすという報告があります。そのため手術室の環境だけではなく、使用するゴアテックスも事前に滅菌処理するなど徹底した衛生管理で感染を防ぐよう努めています。

ズレ・曲がり

ゴアテックスにズレを生じないようしっかりと固定しますが、外傷などによってズレる可能性もあります。

万一ズレてしまった場合は、修正することができますのでお気軽にご相談ください。

異物感

ゴアテックスは隆鼻術に比べると硬さがないため異物感をほとんど感じることはありませんが、人工物であるため、多少の異物感がある場合がございます。

ゴアテックス

ゴアテックスとは何か?

ゴアテックスというのは人工血管などにも使われている医療材料の一つです。隆鼻術に用いるゴアテックスは、人工血管のように筒状のものではなく、シート状をしています。そのため希望する鼻の高さに応じて重ね合わせて厚み・形を表現して使います。
素材は延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)という素材でできており、体の中に挿入しても強い異物反応を起こしにくく、生体的合成に優れているので非常に安全です。

プロテーゼ隆鼻術との違い

ゴアテックスとシリコンプロテーゼの違いは、素材そのものの柔らかさです。
眉間部など表情に影響する場所に向いているのがゴアテックスで、鼻根部までの高さや形を整えるのであれば通常のシリコンプロテーゼを用います。

ゴアテックスの安全性

当院で使用しているゴアテックスは人工血管や人工硬膜などに用いられている極めて安全性の高い医療材料です。古くから脳神経外科や循環器外科、血液透析などの代用血管・人工血管として使用されています。

隆鼻術(ゴアテックス)に関する
疑問や不安にお答えします。

FAQ
金額的にもリーズナブルで魅力的だと思いますが、その分効果はどうなんだろうか?と不安です。
通常のシミュレーションのように、このゴアテックス施術の場合でも、仕上がりイメージは確認できますか?

ゴアテックスは吸収されるものではありませんので一度挿入したら一生涯変わらないまま状態を維持しますので持続的な効果があります。
ゴアテックス施術の場合においてもシミュレーションを使って術後のイメージを提案していますのでご安心下さい。

スキューバダイビングをしているのですが、術後どのくらいの期間を空けて海に入ることはできますか?また、お風呂にはいつから入れるようになりますか?

スキューバダイビングの場合、耳抜き等で鼻を触る動作等を行う可能性がありますので1ヶ月以降を推奨しています。ただし、状態にもよりますので1ヶ月後の検診で判断させていただいております。
入浴については抜糸の翌日を推奨していますが、腫れが落ち着いていれば基本的には抜糸前でも可能です。

永久的に…という文言が書かれておりましたが、一度施術すれば、その後のアフターケア、定期的な検診などは必要ないのでしょうか?

基本的に最終チェックを受けて問題がないと判断すればそれ以降の検診等は不要です。よくネットなどには術後のメンテナンスとありますが不要です。
ただし、それは無責任に放置するという意味ではなく、何か異変や疑問等がございましたら最終チェックが終わりましてもきちんとフォローしますのでご安心下さい。あくまで何もなければ検診は不要ということです。


隆鼻術(プロテーゼ)

隆鼻術は、人工軟骨(シリコンプロテーゼ)を鼻に直接挿入し、鼻の形と高さを整え、思い描く美しい鼻の高さ・形状を手に入れることができる鼻の整形の代表的な治療の一つです。

隆鼻術(ゴアテックス)

「眉間部分、おでこの部分から鼻を高くしたい」「全体的に彫りの深い印象に変わりたい」。そんな方に向いているのがゴアテックスを使った隆鼻術です。

隆鼻術(自家組織)

鼻を高くしたい、でもプロテーゼなどの異物、人工物で治療するのは嫌」そんな方には自家組織(グラフト)を使った隆鼻術がおすすめです。

鼻中隔延長

鼻中隔延長は、鼻中隔と言う両側の鼻の穴を隔てている壁としてある軟骨組織を、延長する、長くすることによって鼻先の形や鼻先の向きを自由に調整し、あなた好みの鼻を形成する鼻の美容整形手術の一つの手法です。

鼻尖形成

鼻尖形成は鼻先の丸みの原因である皮下脂肪など余分な組織を取り除き、耳介軟骨等を移植して、美しい鼻へと仕上げる鼻の整形では代表的な手術です。

鼻翼縮小

「小鼻が広がっている」「鼻の穴を小さくしたい」など、小鼻の悩みは鼻翼縮小で解消することができます。

鼻骨骨切り

鼻骨骨切りは、大きな鼻、広がっている鼻、鼻の根本が太くて鼻筋がしっかりとしすぎている男性的な鼻に対して、骨(鼻骨)を直接狭くすることで鼻筋を狭め、美しい鼻に変えることができます。

プロテーゼ抜去

プロテーゼ抜去では、隆鼻術を受けた鼻を元の状態に戻すことが可能です。