アテロームの治療では、アテロームの大きさに合わせて皮膚を切開し、病巣部分を取り除く、標準治療は切開による切除術となります。また切除した組織は病理検査を実施します。
治療・手術の流れ
治療方法
アテロームの実際の治療方法・内容をご紹介します。
まず始めに皮膚を切開するデザインを描きます。そうして手術範囲に局所麻酔の注射を打ちます。
麻酔が十分効いていることを確認したら皮膚を切開し、アテロームを丁寧に取り除きます。
十分止血をしてから傷を縫合し手術を終了します。
術後は創部をガーゼで保護します。大きさ等によっても違いますが、必要に応じて圧迫をいたします。
治療の流れ
専門医(形成外科、皮膚科)が創部の状態を診察し、診断します。
診断の結果、アテローム(粉瘤)と判断したら治療方針のご提案をいたします。
アテロームは大きな治療ではありませんが、術前の血液検査が必須となります。
また血液検査は診察当日に受けて頂くことも可能です。
アテロームの切除術をおこないます。
手術時間は大きさや部位によって異なりますが、概ね30分程度となります。
入院は不要で日帰りにて治療いただけます。
術後は総武をガーゼで保護してお帰りいただきます。
また当日はシャワーのみ可能で入浴は禁止となります。
術後7日以降に抜糸を行います。
採取したアテロームの病変は病理検査を実施しますので、その結果についてもご説明させていただきます。
※ 基本的には病理検査を実施しますが、行わない場合もございます。
アテロームの治療に関する
さまざまなご質問
予約状況にもよって違ってきますが、検査の結果が出るまでに4〜5日程度のお時間を要します。
手術のご予定はそれ以降とお考え下さい。
はい、保険診療、標準治療で対応していますので必ず抜糸が必要です。
傷跡はアテロームの大きさで決まります。アテロームは、放置すればするほど大きくなりますので早期の治療が必要です。傷跡は可能な限り目立たせないように工夫はしますが、少なからず傷跡は残るとお考え下さい。
手術(切除)以外に治療法はありませんので、できる限り早めの治療をお勧めします。