線維芽細胞による再生医療

繊維芽細胞注入療法
皮膚を根本的に修復し、
コラーゲンあふれる潤肌に!!

老化の原因は肌のコラーゲンやヒアルロン酸が失われること。その根本的な原因は肌にいる線維芽細胞の減少にあります。
その悩みを解決できるのが肌の再生医療、つまり「線維芽細胞移植」です。この特別な技術利を用することで、失われた肌細胞そのものを直接増やすことができるのです。「線維芽細胞移植」でお肌を根本的に若返らせましょう。

治療のできる部位

  • おでこ
  • 目元
  • 頬(頬全体・ほうれい線)
  • 手の甲

※線維芽細胞培養は1部位から可能です。
お顔全体は4部位(おでご・目元・頬・口元)になります。

線維芽細胞による再生医療の効果

  • 目の下のクマを解消したい
  • ちりめんジワを解消したい
  • 肌のハリや弾力を取り戻したい
  • 潤、ツヤのある肌になりたい
  • 年齢を隠せない首や手の甲 など

こめかみリフト

自家培養線維芽細胞注入

本治療では、患者様本人の肌(真皮)にある線維芽細胞という細胞を培養して治療を行います。
ご自身の耳介後部等の目立たない部分の皮膚をごく一部を採取して、体外で線維芽細胞を培養して増やしたのち、体内(皮下)へ注入するという治療になります。
線維芽細胞は、皮膚真皮・皮下組織の構成成分でコラーゲンを産生する細胞です。
本治療法の治療目的は、老化によるしわ・たるみの改善、顔面やその他の部位の瘢痕、顔面陥没変形(にきびあと等)です。これらに対して従来の治療法では、異種ヒアルロン酸や合成ヒアルロン酸、異種コラーゲンや他家コラーゲン等の異物注入が行われてきました。しかし、これらは体の中で次第に分解、吸収されていくため、定期的に注入を繰り返す必要がありました。
一方、自家線維芽細胞注入は、あなたご自身の線維芽細胞を注入し、その注入した線維芽細胞がコラーゲン等を産生することで、皮膚のシワ・たるみなどを修復することが期待されます。注入する細胞はあなたご自身のものなので、拒絶(体内のものを異物と認識して排除すること)されることなく従来の方法と比べて効果が持続することが期待されます。
米国では1990年ごろより、にきびやしわなどに対して培養線維芽細胞注入が行われており、その効果が報告されています(Watson D et al, Arch Facial Plast Surg.1:165-170,1999)。
そして、2011年にIsolagen社(商品名LavivTM)が米国医療薬食品局(FDA)より自家培養線維芽細胞製品の承認を取得しています。
実際の治療に関しては、顔面のしわを対象に、培養線維芽細胞注入後、最短で1ヶ月、通常3~6ヶ月で改善を認め、最長1年3ヶ月の経過観察で効果の持続を認め、また皮膚超音波断層検査では真皮層が密になっていたという報告があります。(上田実、再生医療と美容、南山堂2007)。
以上により、自家培養線維芽細胞注入は、従来の方法と比較して最小限の負担で、しわ・たるみを改善できる治療法です。

受診してから、実際注入までには日数がかかります。
まずは血液検査を行い、治療の適応判断をします。
感染症検査(肝炎・梅毒・HIVなど)で陽性の反応が出た場合は他の方の培養細胞への感染の危険性を考慮し、残念ながらのこの治療はお断りしています。
次に、耳介の後ろ等の目立たない部分から数ミリの皮膚を採取します。採取部位に線状の傷ができますが、外観上目立つことはほとんどありません。 線維芽細胞の培養方法は、採取した皮膚に培養に適した栄養液(培養液)を添加し、細胞を培養します。当院では全てご自身の血液(血清)だけを用います。
皮膚の細胞を培養するということは、植物に水や栄養を与え、お日様にあたるように大切に気遣いながら育てていくイメージです。
皮膚を採取してから注入が可能な状態まで約1~2ヶ月の培養の期間を要します。
最後に、注射器に培養線維芽細胞を入れて患部に注入します。注入後は赤みや腫れ、内出血が生じることがありますが、約1~2週間程度で消失します。
注入後は、約3~6ヶ月くらいの時間をかけて自己コラーゲンを産生します。培養線維芽細胞が生着して自己コラーゲンが産生されて皮膚が厚くなるため、しわやたるみが目立たなくなります。しかし、どの程度改善するかは個人により差があります。
再注入に関しては、再度、血液検査、血液採取、培養期間が必要となります。

治療の流れ

STEP-1カウンセリング

肌の状態を観察し、専門医が線維芽細胞による再生医療についてくわしく説明をします。

STEP-2血液検査

再生医療に必要な検査を行います。

STEP-3採取

耳の裏側から数ミリの皮膚と培養に必要な血液を採取します。

STEP-4培養

採取した皮膚片から線維芽細胞と血液から血清を抽出し、培養技術を使って大量に増殖させます。

STEP-5細胞移植

麻酔クリームが効いた肌に、注射器や水光注射の機械を使って、培養した線維芽細胞を移植します。
※少しでも痛みを和らげるため細針の使用や吸入麻酔をすることも可能です。

STEP-6アフターケア

移植直後、お肌を鎮静(冷やす)させ、化粧水・保湿ジェル・クリーム・日焼け止めを塗布し、終了になります。

移植後、赤みや腫れは当日〜数日で引きますが、稀に内出血が現れることがあります。個人差はありますが1〜2週間程度で消失します。


線維芽細胞による再生医療

失われた肌細胞そのものを直接増やすことができる肌の再生医療である「線維芽細胞移植」でお肌の中から若返らせてくれます

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手術までは難しいけど、何とかしたい、そんな方にお勧めするのがハイフ(HIFU)。これまでのリフトアップとは全く違うS-MASなど肌の奥深い層まで治療ができます。

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老人性色素斑(年齢によるシミ)、脂漏性角化症(年齢によるイボ)、後天性真皮メラノサイトーシス(あざの一種)、など、一部の「シミ」はレーザーの治療対象となります。レーザーの治療対象でない 「シミ」 の場合は内服薬や外用剤、もしくは他の施術での改善方法を提案させていただきます。

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